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はじめに

  • 2020.06.01 Monday
  • 03:51

JUGEMテーマ:ココロと闘う

 

これから記述されている事は、オイラの病気の発症から寛解までの5年間を記録した真実の物語です。

 

今オイラと同じ病気で苦しまれている方が、この物語を読んで、どう感じられるか分かりませんが、病気が寛解に至った一例として、プラスの感情が芽生えればと思います。

 

また、病気でない方も、この物語を読んで病気を理解して頂ければと思います。

第一章 発症 ☆充実した毎日 その1

  • 2020.06.01 Monday
  • 04:12

JUGEMテーマ:ココロと闘う

 

2005年11月、オイラは東京のCG・映像プロダクションで、CGデザイナーとして勤務していました。オイラの勤務していた会社では、映画・ゲーム・CM等、幅広い分野での映像制作を行っています。五つの部署がある中で、オイラは、主にCGキャラクターに動きを付ける作業がメインのM部に所属していました。

 

11月、M部はプロジェクトに空白の期間があり、オイラは仕事場でまったりとした時を過ごしていました。ところが、他部署のCG制作全般を担うD部では、プロジェクトをたくさん抱えていて、大変な時期でした。

 

12月、D部では大きなプロジェクトが始まろうとしていました。そのプロジェクトとは、女の子に大人気の某キャラクターを扱ったゲーム機の映像制作プロジェクトでした。そこで、オイラの所属しているM部から3人助っ人として、人手の足りなくなったD部に、短期間の人事異動が行われる事になりました。しかし、M部とD部では作業内容的に求められるスキルが違います。D部でも通用するスキルを持った人材が必要とされていました。そこで、真っ先にあげられた名はオイラでした。

 

その理由は過去に遡りますが、オイラは現在(2005年12月)の会社に入社する前、某大手CG・映像プロダクションで、ある実写映画の製作プロジェクトに参加した事がありました。そのプロジェクトで、オイラは劇中に登場するキャラクターのモデリングを担当していました。D部ではモデリングが出来る人材を必要としていました。オイラは過去の経験値から、D部でも通用するスキルを持ち合わせた人材であると判断され、12月の初旬から、D部に短期間移動する事になりました。

 

その他に選ばれた2名と共に、オイラは早速、参加するプロジェクトの会議に出席しました。

第一章 発症 ☆充実した毎日 その2

  • 2020.06.01 Monday
  • 04:17

JUGEMテーマ:ココロと闘う

 

そこでオイラに任された作業は、キャラクターの洋服のモデリング1着と、背景のモデリングでした。洋服は女の子向けの可愛いデザインでした。男のオイラには似合わない作業でしたが、どんな洋服だったら女の子が喜ぶか考えながら、モデリングを行いました。数日で洋服は完成し、D部部長のチェックを受けました。結果はOKでした。次に受けた任務は、背景のモデリングではなく、また別の洋服のモデリングでした。背景よりも、キャラクターの洋服の方が、目立つオブジェクトなので、オイラは喜んで引き受けました。

 

次々に作業をこなしていくうちに、D部部長から、オイラの能力を認めてもらい、2006年1月からは、主要キャラクターのモデリングを全てオイラが担当する事になりました。重要な作業を任された事から、次第に作業が楽しくなりました。オイラが作ったキャラクターがゲーム機で登場して、そのゲーム機で女の子たちが楽しく遊ぶ姿を想像するとワクワクしました。毎日終電近くまで会社で作業を続けていましたが、全く苦になりませんでした。昼食もいつも仲間と一緒に出掛け、充実した毎日を送っていました。

 

しかし、2月に入ると、オイラが本来所属しているM部もプロジェクトを抱えるようになり、オイラが元のM部に戻る話が出始めました。オイラはD部での作業が楽しかったので、少し残念に思いました。ところが、両部署間で連携が上手くいかなかったのか、オイラの移動はスムーズにいきませんでした。オイラは両方の部署から必要とされた為に、思いもよらぬところから、ストレスを感じ始めるようになるのでした。

第一章 発症 ☆ストレスと疲労 その1

  • 2020.06.01 Monday
  • 04:36

JUGEMテーマ:ココロと闘う

 

2006年2月、オイラが元のM部に戻る話が出始めました。D部部長からM部に戻る日付を言われ、オイラはそれまでに、自分の担当している作業を終わらせようと、急ピッチで作業を行いました。作業を終えてM部に戻り、M部部長に指示を仰ぐと、M部部長は「今は人手が足りているから、まだD部の手伝いをしていていいよ。」と言いました。でも確かに、D部部長からM部に戻るように言われていました。せっかく作業を急ピッチで終わらせたのに・・・。オイラは両部署間で、しっかりと連携が取れていないのではないかと感じながらも、黙ってD部に戻る事にしました。このような事は何度も繰り返さないだろうと思っていたのですが、オイラは約1ヶ月間にわたって、両部署間の出入りを繰り返す事になったのです。その理由は、D部部長は少しでも長い期間、オイラにD部に残ってもらいたいという思いがあり、M部部長は、M部に戻ってもらいたいと思いながらも、プロジェクトの進行状況と照らし合わせながら、正確な、オイラが戻るタイミングを計れないでいるようでした。両部長の意見の衝突や、両部長の指示に相違があるため、オイラは両部署の間で振り回され続ける事になったのです。オイラは元のM部に戻る日付を言われる度に、急ピッチで自分の担当作業を終わらせないといけないのです。何度も同じ事が続くと、さすがのオイラも苛立ちました。

 

さらに、M部の先輩Yさんが、オイラのことを「もうM部には必要ないから、D部で使っていいよ。」とD部部長に言っている事を耳にしました。先輩Yさんは、オイラの人間性を嫌っている訳ではないけど、オイラのことをあまりよく思っていない事は、前々から感付いていました。その理由を書くと長くなるので省略します。オイラは毎日、先輩の言われる事に忠実に従い、懸命に仕事に取り組んでいるのに、何故そのような言われ方をされなければならないのかと思い、苛立ちを大きくしました。以前にも先輩Yさんは、オイラの希望も聞かず、M部への移動を希望しているD部の人とオイラを交換条件で、勝手に移籍話を進めていた事があり、その頃から先輩Yさんとの人間関係はよくありませんでした。

第一章 発症 ☆ストレスと疲労 その2

  • 2020.06.01 Monday
  • 04:40

JUGEMテーマ:ココロと闘う

 

3月に入り、オイラはようやくM部に戻る事に決まりました。オイラは1か月もの間、振り回され続けた事で、M部部長に不満を募らせていましたし、先輩Yさんに対しても腹が立っていました。でもオイラは黙っていました。先輩Yさんは、オイラが戻る事を快く思っていないようでしたが、オイラはその事をあまり気にかけない様にしました。この頃からストレスがたまり始めていました。

 

M部ではオイラは下っ端なので、プロジェクトのリーダーを任される事は無く、いつも先輩方のサポートに回っていました。M部に戻って最初の仕事は、いつも人より早く帰宅する先輩Tさんのサポートでした。先輩Tさんは作業に少し雑なところがあり、作業スピードも速い方でした。なので、帰宅する時間も早いのです。先輩Tさんは、自分の担当作業が終わると、オイラのサポートはせず、直ぐに帰宅していました。その為、オイラは徹夜作業になることもありました。決してオイラの作業スピードが遅い訳ではありません。むしろ部署内では「とにかく作業が速い。」と評判でした。自分の担当作業さえこなしていれば良いという考え方に、批判するつもりは無いですが、先輩Tさんには、もっとチームワークを重視して欲しいという不満を持っていました。また、作業の連携上、先輩Tさんのミスをオイラが修正しないといけない事もありました。先輩Tさん自身が気付いてないミスならまだ許せるのですが、ミスに気付いていながらも、修正しない事もあるので、自分の担当作業くらいには責任を持って欲しいと思いました。ここでもストレスを溜め込むことになりました。

第一章 発症 ☆ストレスと疲労 その3

  • 2020.06.01 Monday
  • 04:43

JUGEMテーマ:ココロと闘う

 

さらに次のプロジェクトで、2月から続いているオイラの苛立ちに拍車をかける事態になるのです。次のプロジェクトのリーダーは怠け癖のある先輩Mさんでした。先輩Mさんのサポートは7月から始まりました。プロジェクトの開始早々から、先輩Mさんは怠け癖を発揮するのです。先輩Mさんは「やる事がある。」と言い、席を離れることが多く、7月の初旬は、オイラが一人でほとんどの作業をこなしていました。その為、7月の中旬から終わり頃にかけて、プロジェクトの進行具合に遅れが出始めました。その事を先輩Mさんに言うと、先輩Mさんは「クライアントに納期を延ばしてもらえば良い」というのん気な発言をするのです。その発言に対してオイラは何も言わなかったのですが、その後、オイラが懸命に作業をしている隣の席で、先輩Mさんは居眠りをしたり、時には漫画を読んでいる事があるのです。オイラも我慢の限界を超え、先輩Mさんに早く作業をするように促した事もありました。8月に入り、プロジェクトの遅れを取り戻そうと、オイラは徹夜作業が続きました。このプロジェクトが終了する頃には、オイラのストレスと疲労はピークに達していました。

 

オイラはこのようなM部のゆるい管理体制にも疑問を持つようになり、怒りの矛先はまた、部長にまで及ぶようになりました。オイラは次第に、毎日苛立った気持ちで出勤するようになり、人と会話する事も少なくなりました。毎日仲間と一緒に出掛けていた昼食にも付き合わなくなりました。

 

今となっては、いつの事だったかは覚えていませんが、部長がオイラに対して「使いやすい」と人を機械の様な言い方をした事もあり、とても腹が立った事を今でも覚えています。その意味する事は、キャラクターの動きひとつをとっても、先輩方によって重視する点が異なり、オイラは先輩方一人ひとりの性質に合わせて作業が出来るという事なのですが、それがオイラにとってはストレスにもなっていたのです。先輩方の性質に合わせて作業する事は大変な事で、本当はオイラ一人でプロジェクトを担当したいというのが本音でした。「使いやすい」という発言は管理職として、如何なものかと思います。部下の仕事に対する意欲を減退させる言葉でしかないように思います。まして、オイラのように頑張っている部下(自分で言うのもなんですが)に対して言う言葉ではないでしょう。


M部とD部間の出入りの繰り返し、先輩方のサポートによるストレスと疲労、先輩Yさんとの人間関係、部長の発言、その他ここでは記述していない色々な事などが相まって、オイラの中で徐々に、自分では気付くことが出来ない異変が現れ始めるのです。

第一章 発症 ☆妄想〜オイラの勤務している会社は訴えられる〜 その1

  • 2020.06.01 Monday
  • 04:52

JUGEMテーマ:ココロと闘う

 

2006年9月、オイラはある有名アーティストの講演を見に行きました。内容は、海外で事業を展開していく話と、有名アーティストが手がけた作品の紹介が主でした。約1〜2時間の講演を見終り、オイラは満足して帰宅しました。

 

10月に入り、ふと、講演の内容がオイラの頭の中で蘇りました。その時、オイラは有名アーティストが言っていた重大な発言を思い出しました。その重大な発言とは「ある求人広告で、私の創作したキャラクターを確信的に模倣したキャラクターを見つけて、訴えてやろうかと思ったんですけどね」という内容でした。(今となっては、現実に言っていた発言なのか、病的体験による、幻覚・妄想の中での発言だったのかは分かりません)その発言は、オイラが社内で創作したキャラクターの事を指して言った発言であると、オイラは思い込みました。実際、オイラの作ったキャラクターは、ある雑誌に、自社の求人広告のページで掲載されていました。

 

有名アーティストは、大手CG・映像プロダクションと手を組み、オイラの会社を著作権侵害の罪で起訴して、ぶっ潰そうと目論んでいるのです。そして、その内容はオイラの会社にも通達されていました。有名アーティストが手を組んだCG・映像プロダクションとは、オイラが過去に、ある実写映画の製作で参加した某大手プロダクションでした。

 

会社を潰されては、大勢の社員が、オイラが作ったキャラクターが原因で職を失う事になります。これは大変な事になると思い、オイラは有名アーティストの発言を思い出した翌日の朝、M部部長を二人だけで話せる場所に呼び出し、会社が深刻な事態に直面しようとしている事を伝えました。それを聞いたM部部長も事態を重く感じたようでした。

第一章 発症 ☆妄想〜オイラの勤務している会社は訴えられる〜 その2

  • 2020.06.01 Monday
  • 04:54

JUGEMテーマ:ココロと闘う

 

そして、会社が起訴される事を知っているD部部長を呼び出し、3人で話し合うことにしました。オイラは、事情をD部部長に説明しました。すると、D部部長は「はあ?何の事?全然知らないよ。」という反応でした。オイラは呆気にとられましたが、続けて事態の重さを説明しました。しかし、D部部長は「会社を訴えるなんて通達は受けてないよ。目にクマが出来ているし、疲れているんじゃないの?」という返答でした。それを聞いたM部部長は、深刻だった顔つきも穏やかな顔つきに変わり、D部部長と同様に「疲れているだけだよ」と言いました。オイラはD部部長がこの事態を知らないことを信じられませんでした。D部部長は「誰かに騙されているんじゃないの?」と言って、その場から立ち去りました。

 

納得のいかないオイラは、その後もM部部長と話を続けました。でも、M部部長は安心したようで、オイラをなだめようとします。不安の収まらないオイラは、社長にも、訴訟を起こすという通達を受けていないか確認してもらうように、M部部長に頼みました。M部部長はオイラの依頼に承諾して、社長に確認を取りに行きました。しかし、社長の返答も「そのような事は聞いていない。」でした。それを聞いたオイラは、徐々に落ち着きを取り戻し、冷静になって考え、やはり、オイラが疲れているだけなのかと思うようになりました。今までの事態は現実ではなく、オイラの疲れからくる思い込みだと自分自身に言い聞かせて、今回の事態は終わりました。

 

しかし、今回の事態は、オイラの単なる疲れからくる思い込みではなく、病的な妄想である事には、この時点では気付きもしませんでした。そして、今回の事態がオイラの病気の始まりであり、この後、長く辛い闘病生活が続いていく事を知る由もありませんでした。

第二章 妄想に支配される ☆妄想〜オイラの家系はヤクザに狙われている〜 その1

  • 2020.06.01 Monday
  • 05:27

JUGEMテーマ:ココロと闘う

 

これから記述されている内容は、現実ではなく、オイラの頭の中で膨らんでいった妄想だと思って読んで下さい。オイラの頭の中で起こった妄想を記述しているので、理解し難い内容や脈絡のない文章になっている事をご了承ください。また、これから記述する妄想は、何が原因で起こったのか、オイラ自身も分からないので、最初の起因についてははしおらせて頂きます。妄想は2006年11月頃から始まりましたが、オイラが覚えているところから唐突に話を進めていこうと思います。

 

オイラの家族と、オイラの母方の親族がヤクザに命を狙われています。オイラの父親はヤクザに脅され、ヤクザの仲間になってしまいました。母親は、父親と共に人生を全うしようと、極道の妻と化していました。ヤクザの親玉は、オイラを極道の道に引きずり込もうとしていました。オイラは免許証の住所を変更していないため、その事を誰かに通報されれば、オイラは偽証の罪で逮捕される事になります。(現実では、免許証の住所を変更しなくても逮捕されないし、免許証の住所と偽証罪は全く関係がありません。偽証罪とは、法廷などで、法律に従って宣誓した証人・鑑定人・通訳が、虚偽の陳述をする事を指します。)そして、オイラが偽証罪である事を知った者は、警察に通報しないと、知った者まで偽証の罪になります。(これも事実ではありません。オイラの妄想です。)オイラが偽証罪である事が多くの人に知れ渡れば、多くの人に被害が及び、オイラは大犯罪者になります。ヤクザの親玉は、この事に目をつけ、オイラを大犯罪者に仕立て上げ、ヤクザとして箔を付けようと考えていました。

第二章 妄想に支配される ☆妄想〜オイラの家系はヤクザに狙われている〜 その2

  • 2020.06.01 Monday
  • 05:29

JUGEMテーマ:ココロと闘う

 

また、ヤクザの親玉は、オイラの勤務している会社の者が、オイラを偽証罪で警察に通報する前に、オイラの会社の者全員を抹殺しようと考えていました。オイラの兄は極秘に、警視庁に連絡し、ヤクザに狙われているオイラの会社を警護するように要請しました。(実際その頃、オイラの会社の周りには、毎日警察官が立っていて、オイラは会社を警護していると思い込んでいました。オイラが見た警察官が幻覚だった可能性もありますが。)また、兄は知り合いの優秀な弁護士に頼んで、オイラを偽証の罪から救おうとしていました。(実際のところ、兄の知り合いに、弁護士がいるのかは知りません。)

 

一方、命を狙われている事を知った、オイラの母方の親族は対策会議を開きました。会議の結果、警察に通報すると殺すと脅されているため、警察には通報せず、親族が一致団結して、ヤクザを一斉に捕らえる事に決まりました。親族のKおじさんは極秘に、ヤクザの親玉の身元、前科を調査していました。その調査で判明した事は、ヤクザの親玉は過去に人を殺した事があり、刑務所に服役していた事、刑務所から出所してからは名を変え、会社を設立している事、裏で巨大なヤクザの勢力と繋がっている事が判明しました。今の時点で把握している親玉の仲間は数名。親玉を含めた数名だけを捕らえても、裏の巨大な勢力が報復してくるため、裏で繋がっているヤクザ全てを把握する必要がありました。そこで、親族のTおじさんは、探偵を雇い、調査の結果から判明した親玉の家に、盗聴器を設置して、相手の動きを常に把握できるようにしました。

 

盗聴の結果、まずはオイラの兄を殺す計画を立てている事が判明しました。決行日は、オイラ兄弟が実家に帰省してくる年末(オイラ兄弟は関東で勤務していました。)、決行場所はオイラの実家で、刀を持ったヤクザ数名が一斉に家に突入する計画を立てていました。親族は急遽、体育会系の屈強な男を大勢集め、オイラの実家付近で護衛のため待機するチームと、ヤクザを実家に向かう途中で捕らえるチームの2チームを構成して応戦する事にしました。しかし、父親はヤクザに脅され、オイラの兄を殺そうとしていて、母親は食事に毒物を加えて、オイラを殺そうとしていました。ヤクザの侵入を抑えられても、家の中でも、オイラ兄弟の命を狙っている両親が居るため、自分の身は自分で守るしか対策はありませんでした。